2003年、日本国破産 【対策編】
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著者
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浅井隆 | |||||
出版社
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第二海援隊 | |||||
定価
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本体価格 1400円+税 | |||||
第一刷発行
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2001/05/07 | |||||
ISBN4−925041−60−6 |
もし、あなたが「タイムマシンに乗せて一度だけ過去のある時代に連れていってあげる」といわれたら、どの時代に行きたいと思うだろうか。 実は一九二三年のドイツでは人類史上最悪の経済的大混乱が発生していたからだ。 そしてその唯一の原因こそ、国家破産だったのだ。 私は前著〈警告編〉で、現在の日本国の全ての借金(つまり国と地方自治体と財投の三つを合わせたもの)は八○○兆円と書いたが、ついに財政学の専門家で政府の"顧問"も務める学者が「その額はすでに一〇〇〇兆円を超えている!!」(第三章九三ページ参照)と断言し始めたのだ。 理由も明白だ。 私たちを乗せた「日本丸」は一体どこへ行こうとしているのか。 「楽観的になれるのは、グラフを逆さまに見た時ぐらいだ」 ところが、この会議の冒頭初日からアメリカの超VIP、エリート支配層から日本の"ある問題"について重大な懸念表明と警告が相次いだ。 特に米金融界代表からの懸念表明が相次ぎ、中でも米大手証券ゴールドマン・サックスのカーチス副会長からは「楽観的になれるのは(日本の財政赤字の)グラフを逆さまに見た時ぐらいのものだ」と皮肉たっぷりに批評された。 そうした中で、いよいよ国家破産へ向けての本格的カウントダウンが始まった。 それが二〇〇一年二月についに引き下げへと動いたということは、重大なコトがいよいよ始まったことを示唆している。さてそこで、ちょっと想像してほしい。ここに、巨大なカベがあったとする。 引き返し不可能地点がすでに目の前にせまっている。 かくしてあなたはカベに激突死することとなる。 |
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