新しい皇室づくり
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著者
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松崎敏弥 | |
出版社
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講談社+α文庫 / 講談社 | |
定価
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本体価格 680円+税 | |
第一刷発行
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2001/12/20 | |
ISBN4−06−256560−9 | ||
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■目次 |
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祝! 新宮さまご誕生 平成十三年十一月三十日午後十一時十三分、東京・元赤坂の東宮御所の正門から三台の黒塗り大型車が静かに走り出た。 湯浅利夫宮内庁長官、古川清東宮大夫ら宮内庁幹部へ連絡がされ、雅子さまのご実家の小和田家へも電話で伝えられた。 皇太子さまがいたわるようにつき添われ、雅子さまはエレベーターで病院二階の特別室に入られた。 林田英樹東宮侍従長、高木みどり東宮女官長らも宮内庁病院に急行した。病院周辺には続々っめかける宮内庁職員、皇宮警察官、報道関係者が集まり、テレビの中継車なども行き交い、あわただしい空気に包まれた。 雅子さまのご両親も翌十二月二日午前七時四十分過ぎに目黒区の白宅から車でかけつけて、二階の特別室にお見舞いをされた。 堤治東宮御用掛の指示でご出産される分娩室に「LDR」のシステムが導入された。 皇室の古くからのしきたりから、控え室には見届け役(御産所参候)として宮内庁次長が控えており、喜びの一瞬を待ちうけている。 ご入院から十三時間余りが過ぎた十二月一日午後零時四十分、主治医の堤治東宮御用掛が拝診した結果”ご出産近し”として、特別室から同じ階にある分娩室に入られた。しばらくの間、皇太子さまも雅子さまを励まされたという。 |
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