男の運命は「女」で決まる!
著者
櫻井秀勲
出版社
三笠書房
定価
本体価格 1300円+税
第一刷発行
2002/03/30
ISBN4−8379−1942−1
「幸運の鍵」は、こんな女が握っている!




恋愛、結婚、仕事のパートナーを、どう見きわめる?怖いくらい当たる!

女学の神様による「運命決定説」。

 

 

■目次
プロローグ 女には「男の運命」を支配する「5つの力」がある!;1章 男の上昇運は、この「出会い」から始まる!―どんな女が、男にとっての「運命の女神」となるのか?;2章 「男の才能」を存分に開かせる女とは?―ここぞというとき、大きく伸びていく男の条件;3章 こんな女とつき合うと、男の運命は下降する―外見・しぐさ・一言に表れる「女の素顔」;4章 「女のセックス」で運命を見きわめる!―「あげまん」「さげまん」を見分ける方法;5章 男と女を引き寄せる「運命のバイオリズム」―次に来る「幸運」を早く呼ぶ方法;6章 「ベストパートナー」は、ここで見分ける!―いちばん大事な14のチェック項目

 

はじめに─世の中には二通りの女しかいない!

わずか10年ほどの間に、社会の価値観が大きく変わってきました。
重厚長大産業が衰退するのと歩調を合わせるように、男の価値観も大きく変容してきています。
これまでは、企業内でも家庭内でも、リーダーは男でしたが、いまの時代はそうもいきません。
書店に行って雑誌コーナーに立ってみましょう。
男性向けの雑誌の数と、女性向けの雑誌の数では雲泥の差があります。
ファッション、メイク、生き方、ダイエット、旅行やグルメ情報、料理、占い、育児……女性向けのものが圧倒的に多いことに気がつくはずです。
ということは、男の変化のスピードより、女のそれのほうがはるかに速い、ということなのです。
たとえば、会社勤めの男は昔もいまも、サラリーマンという言葉でひとくくりにされています。
ところが女性はBGからOL、さらにキャリア・ウーマンと進化し、一方で婦人、主婦という言葉が使われなくなりつつあります。
男はある年齢になったら、結婚して子どもをもつという従来型の家庭志向を強くしますが、女性の考えはそうではなくなってきています。
というのも、それだけ自分自身に自信をもちはじめたからです。
なにも結婚がすべてではない、というわけです。
もし結婚したとしても、自己実現のためには子どもは生まない、という選択だってありえるのです。
しかし一方では、こんなに強くたくましい女性ばかりではありません。
不況のいま、結婚がいちばん安定した就職先と思っている女性もいます。
たまたまそんな女性とつき合ったりすると、「まだまだ女は男を必要としている、男に頼りたいんだ」と錯覚してしまうかもしれません。
ところが、ここに大きな落とし穴があります。
こうした女性たちは、「結婚相手」としてよりふさわしい男を求めて、たくさんの選択肢をもとうとします。
つまり、「愛しているから」という理由だけであなたと一緒にいるとはかぎらないわけです。
これは、「一人の男の所有物にはならない」というサインでもあります。
ここで、男上位の関係は明らかに終わりを迎えたのです。
二つのうちのどちらのタイプの女性とつき合うにしても、男は「選ぶ立場」から「選ばれるのを待つ立場」になったのです。
こうなると、これまではそれほど重要視されなかった「愛のサービス」がクローズアップされてきます。
結婚した彼女が疲れて仕事から帰ってくれば、かわりに家事をすることもあるでしょう。
セックスにしても、自分の欲望より相手の快感を優先させなければなりません。
そのかわりといってはなんですが、男が孤軍奮闘して稼いできた収入の不足分を妻が共働きで助けてくれることもできます。
また、たとえ働いていなくても、情報に敏感な女性の頭脳や感性を借りることで、仕事上の大きなヒントを得られることもあります。
いまの時代、男の堅い保守的な頭では解けない「難問」が圧倒的に多くなってきたからです。
これまでの男と女の関係は、セックスを間に置いた関係が主でした。
しかし、これからはもっと違った絆で結ばれる関係も出てくることでしょう。
つまり、「女の運命を男が握る」わけにはいかなくなったのです。
むしろ逆に、「女によって男の運命が握られる」といっても過言ではありません。
しかし、これはけっして、男にとって恥ずかしいことでも、まずいことでもないのです。
相対的にいって、男が社会的・生物的に弱くなっていることは事実であり、その弱さを女性に補ってもらうのは、むしろ賢い方法です。
本文中にもいくつか紹介していますが、二人三脚で立派な企業をつくり上げたり、すぐれた業績を残したりしている先進的な夫婦はたくさんいます。
これは、運命学的には好ましい形です。
女性の側も、「男は強いもの、だから女を守り養うのは当然」という考えはもう捨てなくてはなりません。
反対にいえば、男はそんな考えの女性は選ぶべきではないのです。
悪くすれば、自分の持ち運すべてをその女によって使い果たされてしまうでしょう。

はじめにから引用

 

 

 

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