ケン･ブランチャード(Ken Blanchard)

ザ･ケン･ブランチャード･カンパニーズを率いる、経営コンサルタント。『一分間マネジャー』(共著/ダイヤモンド社)をはじめ、数多くの著書がある。

The Ken Blanchard Companies
125 State Place Escondido,
CA 92029
1-800-728-9730

http://www.kenblanchardcompanies.com

マーグレット･マクブライド(Margret McBride)

マーグレット･マクブライド･リテラリー･エージェンシーの社長として、20年以上にわたってさまざまなビジネス書を出版してきた、業界のリーダー。

Margret McBride
7744 Fay Avenue, Suite 201
La Jolla, CA92037

http://www.oneminuteapology.com

『チーズはどこへ消えた？』のスペンサー・ジョンソン推薦。

組織の危機だ! 経営上のミスを重ねてしまった社長が、自らの非を認めず抗弁したために、重役陣からきびしい決断を迫られた。敬愛する社長を救う方法をもとめて、若者が、伝説的な経営者に会いに行く。湖畔の別荘で、彼らの家族をまじえて、「一分間謝罪法」のレッスンを受ける。

(1)謝罪するうえで最もむずかしいのは「自らの非を認める」ことだ。
(2)つぎに｢誠実さ｣を回復しなくてはならない。

若者は、その教えを社長に伝える。社長はあらためて反省し、「一分間謝罪法」を徹底して学ぶ。こうして、社長は重役陣に謝罪した。謝罪は多大な効果をもたらし、会社はふたたび社長のもとに結集することができた。
そこには、単にあやまるだけにとどまらず、悪化したあらゆる状況を好転させ、あなたを危機から救う、すばらしい知恵が秘められていた！

序文

スペンサー・ジョンソン

本書三分間謝罪法〉は、この変化の時代のさなかにあって、私たちが新聞の見出しで毎日のように見かけるのとおなじミスを犯した、ある企業の社長の物語だ。
あれほど賢明で成功を約束されたはずの人たちが、どうしてこんなひどい過ちをしでかし、真に重要なことを見失ってしまうのか。
誰もが当然首をかしげるところだ。
そのうえよくあることだが、彼らはミスを犯したあともみずからの誤りを認めず、事態をさらに複雑なものにしてしまう。
自分の行ないを詫び、態度をあらためることによって周囲の理解を求めるという方法をとろうとしないために。
そしてもちろん、現実のドラマに目を向けてみれば、状況はその後も修正されず、たいてい悪化の一途をたどる。
しかしおなじ地位にいておなじミスを犯すわけではなくても、私たち自身がこうした場面に出会うことも少なくないのではないか？
人は誰でも例外なく、なんらかのミスを犯すものなのだ。
この本で紹介されている物語を読めば、あなたも仕事や生活の場でまちがったことをしたと自覚したとき、どう対処すればいいかがわかる。
そして迷惑をかけた相手にあやまり、悪い状況を改善する方法を見つけられるようになる。
常識と知恵、そして自分がミスを犯したときにそれを認め、修正できる能力さえもてれば、もう何も怖いものはない。
ケン・ブランチャードとマーガレット・マクブライドは、「効果的にあやまる」ためのある秘訣を学んでいく若者の目を通して、みずからのミスにうまく対処する方法を私たち読者に教えてくれる。
最初の章では、くだんの企業の社長のおちいった苦境が描かれる。
そのとき若者は、〈一分間マネジャー〉が夏を過ごす湖の別荘へ出かけ、どうすれば自分が上司を助けられるかという問いへの重要な解答を手にする。
そしてこの若者の旅は、職場や家庭で同様な場面にぶつかったとき、どんなことができるかという発見へと私たちを導く。
つまり私たち自身の〈一分間謝罪法〉を見つける手助けをしてくれる。
もしも現実のリーダーの多くが二分間謝罪法〉を活用してくれれば、この世界はもっと住みよい場所になるだろう。
だが、待っている必要はない。私たち自身が〈一分間謝罪法〉を使うことで、いますぐ周囲の世界をよりよいものにし、そのすばらしい結果を享受することができるのだ。
〈一分間謝罪法〉は、たんなる技術にはとどまらない。
そしてまちがいなく、ただの言葉を超えるものである。
これは有益な思考法であり、よりよく生きるための方法なのだ。
どうかみなさんも私と同様、この本をおおいに楽しみ、多くの知恵を得られんことを。

（本文Ｐ.7〜9より引用）