
『問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい』
早見和真/著 出版社名 朝日新聞出版 出版年月 2025年3月
小学6年生の十和は、家族の幸せの形がわからない。 楽しい母、やさしい父、かわいい妹。それなのに、どうして心がこんなに荒むのか。 苛立つ十和に対して、母はなかば強引に中学受験を決めてしまう。 このわだかまる気持ちをぶつけられるのは、LINEで繋がる「あの人」だけだ―。ここから逃げ出したい。その思いは大阪で一人暮らす祖母へと向かい、十和は大阪の私立中学に進む決意をする。4人が離れて暮らすことに父は反対するが、あることを条件に十和の希望を受け入れるのだった。 バラバラになりそうな一家は、この問題を解決することができるのか?中学受験を通して家族の成長を描く感動作。
2025/5/13〜5/19 週間売上 一般書BEST
TITLE | 著者 | 出版社 | |
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1 | 純喫茶図解 | 塩谷歩波 | 幻冬舎 |
2 | 自分に奇跡を起こす手相術! | 水落 英雄 著 | たちばな出版 |
3 | 俺は全てを【パリイ】する 10 | 鍋敷 | 泰文堂 |
4 | UWF過剰考察 | 別冊宝島編集部 | 宝島社 |
5 | 心も体ももっと、ととのう薬膳の食卓365 | 川手鮎子 | 自由国民社 |
6 | 私の小さな日本文学 | チェ・スミン | 夏葉社 |
7 | 果報はニャコろんで待て! | 深見 東州 著 | たちばな出版 |
8 | カフネ | 阿部暁子 | 講談社 |
9 | ニャンでもやればできる | 深見 東州 監修 | たちばな出版 |
10 | 友達じゃないかもしれない | 上坂あゆ美 | 中央公論新社 |
11 | 簿記の教科書 日商3級商業簿記 | 滝澤ななみ | Yale University |
12 | 湯あがりみたいに、ホッとして | 塩谷歩波 著 | 双葉社 |
13 | ’25 宅建士の教科書 | 滝澤ななみ | Yale University |
14 | おっさん異世界で最強になる 2 | 次佐駆人 | 角川グループパ |
15 | 極東救世主伝説 3 | 仏ょも | 角川グループパ |
16 | 本の雑誌 2025 6 504 | 本の雑誌社 | |
17 | だったらこれならどうですか | ヨシタケシンスケ | 白泉社 |
18 | 筋肉革命95 | 酒向正春 | 講談社 |
19 | わたしは楳図かずお | 楳図かずお | 中央公論新社 |
20 | 歩く マジで人生が変わる習慣 | 池田光史 | ニューズピック |
TITLE | 著者 | 出版社 | |
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1 | 岸辺露伴は動かない 3 | 荒木飛呂彦 | 集英社 |
2 | 七つ屋志のぶの宝石匣 24 | 二ノ宮知子 | 講談社 |
3 | ダンジョンの中のひと 6 | 双見酔 | 双葉社 |
4 | バーサス 5 | ONE | 講談社 |
5 | ウスズミの果て 4 | 岩宗治生 | 角川グループパ |
6 | うるわしの宵の月 9 | やまもり三香 | 講談社 |
7 | 青の祓魔師 32 | 加藤和恵 | 集英社 |
8 | 虚構推理 23 | 城平京 | 講談社 |
9 | ブルーロック−EPISODE 凪− 7 | 金城宗幸 | 講談社 |
10 | MUJINA INTO THE DE 4 | 浅野いにお | 小学館 |
11 | 1日外出録ハンチョウ 20 | 萩原天晴 | 講談社 |
12 | 灰仭巫覡 4 | 大暮維人 | 講談社 |
13 | 名探偵コナン 107 | 青山剛昌 | 小学館 |
14 | J⇔M 5 | 大武政夫 | 角川グループパ |
15 | 君と宇宙を歩くために 4 | 泥ノ田犬彦 | 講談社 |
16 | ダンス・ダンス・ダンスール 30 | ジョージ朝倉 | 小学館 |
17 | シーモンスターズ&Co.ミニ | デアゴスティー | |
18 | 僕のヒーローアカデミア ファイナルファン | 堀越耕平 | 集英社 |
19 | ニシオギ奇譚 | 秀良子 | 小学館 |
20 | 金色のガッシュ!!2 5 | 雷句誠 |
▼ BOOK
▽2025/04/15

2025年本屋大賞『カフネ』

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添っている。法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。

まったく新しい高校野球小説が、開幕する。 秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!?

我々は、なぜ小説を読むのか。五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。複雑な人間の昇華体であり、人の心を掴んで離さない、人の心が作り出した物語の結晶。そこには望むもののすべてがあった。十二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会う。二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。しかし、その屋敷にはある秘密があった。小説を書くことで失われる世界の均衡、読むことで広がる無限の心。宇宙最高の愉悦のすべてが、今明らかになる。

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係性は何なのか、旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先に、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは−−。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ! 第34回鮎川哲也賞受賞作。

小説を愛するすべての人に、この嘘を捧ぐ―。あの三月の週末、SNS上で「人魚が逃げた」という言葉がトレンド入りした。どうやら「王子」と名乗る謎の青年が銀座の街をさまよい歩き、「僕の人魚が、いなくなってしまって…逃げたんだ。この場所に」と語っているらしい。彼の不可解な言動に、人々はだんだん興味を持ち始め―。そしてその「人魚騒動」の裏では、五人の男女が「人生の節目」を迎えていた。銀座を訪れた五人を待ち受ける意外な運命とは。「王子」は人魚と再会できるのか。そもそも人魚はいるのか、いないのか…。

「俺は世界を戦慄せしめているか?」少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。一人の天才を巡る四つのspring。構想10年、待望のダンサー小説!

プロポーズの翌日、恋人が盗撮で捕まった。 カメラマンの新夏は啓久と交際5年。東京駅の前でプロポーズしてくれた翌日、啓久が通勤中に女子高生を盗撮したことで、ふたりの関係は一変する。「二度としない」と誓う啓久とやり直せるか、葛藤する新夏。啓久が”出来心”で犯した罪は周囲の人々を巻き込み、思わぬ波紋を巻き起こしていく。信じるとは、許すとは、愛するとは。男と女の欲望のブラックボックスに迫る、著者新境地となる恋愛小説。わたしの心と体を通ってきた、無数の、犯罪の名前が付かないたくさんの傷のことを考えた。苦しかった。読めてよかった。−−高瀬隼子(作家)僕はこの物語を、生涯忘れることはありません。−−けんご(小説紹介クリエイター)女性が置かれている地獄のある側面が突きつけられる。−−スケザネ(書評家) 【編集担当からのおすすめ情報】 第171回直木賞受賞(『ツミデミック』光文社刊)後、第一作。初回配本限定の書き下ろしショートショートをカバー裏に収録!自分だったらどうするだろう?答えの出ない問いかけを、何度も何度も繰り返して書きました。−−一穂ミチ

とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。体組成計を買うため―ではなく、寿命を効率よく消費するために。この本は、そんなヒトのオス個体に宿る○○目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。

夏休みが終わる直前、人気者の山田が死んだ。悲しみに沈むクラスに担任の花浦が席替えを提案すると教室のスピーカーから死んだ山田の声が聞こえた。山田はスピーカーに憑依してしまったらしい。“俺、二年E組が大好きなんで”。声だけになった山田と、二Eの仲間たちの不思議な日々がはじまる。第65回メフィスト賞受賞!!

唯一無二の主人公、再び。…と思いきや、まさかの事件が勃発!?我が道を突き進む成瀬あかりは、今日も今日とて知らぬ間に、多くの人に影響を与えていた。「ゼゼカラ」ファンの小学生、成瀬の受験を見守る父、近所のクレーマー(をやめたい)主婦、観光大使になるべくして生まれた女子大生…個性豊かな面々が新たな成瀬あかり史に名を刻む。そんな中、幼馴染の島崎が故郷に帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており…!?
▼ MAGAZINE

▽2025/01/21


さらに父の転勤が決まり、いきなり姉弟5人での生活がスタート。 糸は戸惑いながらも、常に冷静で大人な次男・洛や人懐っこい四男・類に助けられながら、 持ち前の明るさと面倒見の良い性格で少しずつ新しい弟たちと打ち解けていくが、 長男・源は常にぶっきらぼうで、三男・柊は部屋にこもって出てこず、糸はふたりの心を開こうと奮闘。 しかし、源の言動が家族を想ってのことだと気づいた糸は、いつしか源のことが気になる存在に。 さらには、柊が糸にトクベツな気持ちを抱いて、事態は思わぬ方向へ―― 。 果たして糸と4人の弟たちの運命は―― ?
