悲しいとき   2  通販でのご注文
著者
いつもここから
出版社
講談社
定価
本体価格 952円+税
第一刷発行 2003/03 ISBN 4-06-330199-0
ご注文⇒ 4/05のサイン会の整理券もお付けいたします。
井川遥さんも待っていた! これを見て、ホッとする私もまた 「いつもここから」

ヤングマガジンでも大人気連載中の『悲しいとき』 待望の単行本 第二弾 刊行!! NHK『ピタゴラスイッチ』 CX『笑っていいとも』でお馴染み!

KOREA LIVE

─第2弾『悲しいとき」は、なんと韓国語まで入ってますが、去年2月に韓国公演をやったそうですね。

山田「最初はテレビ番組の企画だったんです。日本のお笑い若手3組が、韓国でどれだけ通用するのかっていう。ネタは日本でやっているものとまったく一緒で、そのまま韓国語で披露するってことだったんですけどね」
──うわ、カンニングなしで覚えて?
菊地「覚えましたー」
山田「ネタは20コくらいあったけど、ぜんぶ丸暗記で。だから日常会話はできないけど、ネタだけは言えるという」
菊地「学生時代を思い出しました。暗記、不得意だったんですよ。まさか、ここにきて韓国語を勉強すると思わなかったですね」
──じつはネタと絵が違ってたりして。
山田「ウケてなかったネタはそれかもしんない、もしかしたら(笑)。でも、最初の出だしだけ言えてしまえば、あとはスルスルっとイケるくらいの暗記はしてたので」
──で、反応はどうだったんですか?
山田「それが意外と通じてるような感じで、笑ってくれるんですよね」
菊地「やっぱり舞台に出る前はものすごく緊張してたんですよ。でもお客さんを見たら、あんまり日本人と顔が変わらないんですよね。あれ、じゃあ日本と同じようにやればいいんだな、って思って。安心しましたね、なんか」
山田「最初、やっぱアセってたんでしょうね。自分では気づかなかったけど、オンエア見たらすごい早口なんですよ、最初の2ネタくらいが。あと笑いのタイミングが日本だと、僕が言って笑ってもらって、絵を見てもう1回笑うって感じじゃないですか。それが僕が言ったとき、まったく無反応なんですよ。で、絵を見て繰り返してるときに笑うみたいな感じなんで。そう、戸惑いました。笑うネタも違いますね。やっぱり文化が違うと」
──なるほど。韓国じゃベルトの位置がすごく高いおじさんのほうがイカしてたりすると、悲しくないですもんね。
山田「その感覚の違いがね。韓国に着いて2泊目くらいだったんで、よくわからなかったし」
──単行本に外国語を入れる意図は?
山田「外国のかたにどれだけ通用するのか試してみたいっていうのは、ずっと前から思ってまして。前に六本木で外国のかたに英語でやったこともあったんですよ。けっこう笑ってくれたんで、これは気持ちいいなあ、と。で、韓国でも笑ってもらえて。日本でももちろんやりがいあるけど、世界の人がどれだけ笑ってくれるのかってのも興味あるんで。そういうきっかけで四悲しいとき』第2弾は、韓国で読んでもらえたら嬉しいなあ、と思いました」
──単行本が第3弾、4弾と続いたら、いろんな国の言葉がふえる可能性も!?
山田「もちろんふえていきます(笑)」
──いちばんウケのよかった国に永住したりして。
菊地「でも、アフリカ人とかどうなんでしょうねえ。文化違いますもんねー」
山田「実際、ーカ月以上住んでみて、調査したいってのはありますね。みんながどんなことを感じて、どんなことがはずかしいのかとか。それでネタを作って、やってみたいですね」
菊地「アラスカとかヤダなあ。あんな寒いところー」
山田「韓国で路上ライブもやったんですよ。テレビのライブの前の日に。昔、日本でも路上ライブはずっとやってたんですけど。最初は緊張したけど、楽しかったですね。人も集まってくれたし。反応がリアルじゃないですか、僕らのことも知らないし。こっちだと多少テレビで見たことあれば、笑おうと思って笑ってくれるじゃないですか。外国だと、笑ってもらえると、ああホントに面白かったんだな、と。そういう嬉しさはありますね」

(本文P.138より引用)

 
ご注文⇒ 4/05のサイン会の整理券もお付けいたします。


このページの画像、引用は出版社、または著者のご了解を得ています.

当サイトが引用している著作物に対する著作権は、その製(創)作者・出版社に帰属します。
無断でコピー、転写、リンク等、一切をお断りします。

Copyright (C) 2001 books ruhe. All rights reserved.