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 下山事件 最後の証言
著者
柴田哲孝/著
出版社
祥伝社
定価
税込価格 2,100円
第一刷発行
2005/07
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ISBN 4-396-63252-5

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著者の祖父と「下山事件」の微妙なリンク。戦後最大の謎の様々な証言を、追い求めた。
 
下山事件 最後の証言 柴田哲孝/著

本の要約

あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない…」祖父の二三回忌の席で、大叔母が呟いた一言がすべての発端だった。昭和二四年(一九四九)七月五日、初代国鉄総裁の下山定則が三越本店で失踪。翌六日未明、足立区五反野の常磐線上で轢死体となって発見された。戦後史最大のミステリー「下山事件」である。陸軍の特務機関員だった祖父は、戦中戦後、「亜細亜産業」に在籍していた。かねてからGHQのキャノン機関との関係が噂されていた謎の組織である。祖父は何者だったのか。そして亜細亜産業とは。親族、さらに組織の総帥へのインタビューを通し、初めて明らかになる事件の真相。

[目次]
第1章 血族;第2章 証言;第3章 総帥・矢板玄;第4章 検証;第5章 下山総裁はなぜ殺されたのか;終章 慟哭


オススメな本 内容抜粋

序章
戦後史最大の謎「下山事件」
二一世紀は、かつて遙か遠い未来だった。
だが、いつの間にか我々は、その時代を現実として歩み始めている。
気が付けば平成という年号も日常の隅々にまで浸透して久しい。同時に「激動の昭和」と呼ば
れた時代は次第に過去へと押し流され、少しずつ人々の記憶から忘れ去られようとしている。
しかし、けっして風化させてはならないものもある。
戦後の動乱が明けやらぬ昭和二四年(一九四九)七月五日。GHQ(連合軍総司令部)占領下
にあった日本で、ひとつの“事件”が起きた。その朝、通常どおり大田区上池上の自邸を出た初
代国鉄総裁下山定則は、なぜか丸の内の国鉄本庁へは向かわず大西政雄運転手に日本橋の三越本
店に行くよう命じた。その後、神田駅を回り、千代田銀行(三菱銀行)本店に立ち寄った後、再
度三越本店へと向かう。そして午前九時三七分頃、三越南口で車を降りて店内に入っていき、大
西運転手を待たせたまま消息を絶った。

(本文P. 7 より引用)




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