ジョー・D・プライス JOE・D・PRICE
1929年生まれ。建築家フランク・ロイド・ライトと親交を深める中、ニューヨークの日本美術商で、 偶然、伊藤若沖の絵に出会う。以来、江戸絵画の魅力に惹かれ、半世紀にわたり収集を続ける. 膨大なコレクションとその人柄に触れるため、日本から訪れる研究者や字生は後を絶たない。財団 法人「心遠館」をつくり、エツコ夫人とともに、美術を通じて日米の文化交流にも尽力している
江戸時代の絵画を傑出したものにしているのは、画家達の非凡な腕前である。それは空間の巧妙な処理、すなわち、型にはまらない構図と、画家たちの自然に対する把握力だけではなく、何よりも、心象風景を自らの絵に移しかえる能力である。 ジョー・D・プライス