2017/01/31 ご来店
現代を代表する人気歌人でありエッセイストとしても活躍する著者によるエッセイ集。 子供時代や青春時代のみずみずしくも痛切な記憶、大人になっても未だ世界とうまく折り合えない不器用な生き方をユーモアを込めて描く、ちょっとヘンでほのぼの可笑しい魅力のエッセイ集 [要旨] 肝が小さい、がんばれない、自意識の暴走が止められない。心の弱さは、どこまでいっても克服できないものなのか。穂村弘、最新エッセイ集。
[目次] 天職の世界の人々 カエル王子の恋 ケーキ殺し 片思い シンジケート 自分に忠告 人間のピーク 記憶壷 未来人 きっぱりできない〔ほか〕
穂村 弘 (ホムラ ヒロシ)
1962年、北海道生まれ。歌人。1990年、歌集『シンジケート』でデビュー。その後、短歌のみならず、評論、エッセイ、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、連作『楽しい一日』で短歌研究賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)